どうも、こんにちは、もっちーです。
今回は、
許せない毒親は許さなくていい
という話をしていきます。
よく、
「もう、いい歳なんだから
親にされたことなんか許してあげなよ」
というようなことを言う人がいます。
でも、この言葉は
よくよく考えてみると
実に意味不明な言葉なんですね。
この言葉を真に受けてしまって
『許せるわけないだろ!』
と怒りでいっぱいになったり、
そう言った相手に不信感が募ったりします。
そうなると、今後は
その相手とは良好な関係を作れずに
疎遠になってしまったりします。
あるいは、無理に親を許そうとしてしまって、
心の中にある苦しみをなかったことにして
心の奥底に沈めてしまうことで
逆に心身を壊してしまったりします。
そうなると、
苦しみがいつまでもなくならず、
人生はずっと息苦しくなります。
今回の話は、
この「毒親を許す、許さない」に対する
回答をしていきます。
被害者心理的に許すことは出来ない
冒頭から言っているように、
「毒親は許さなくてよい」です。
何故かというと、
子供は親に何か酷いことをされていて、
その結果、心や体が傷ついているわけです。
子供は被害者なんです。
本来、守ってくれるはずの
親から被害を受けることのショックは、
計り知れない程のものがあります。
子供は被害者なので、
加害者に対して「許す」か「許さないか」の
決定権があります。
許すという決定をする時はどんな時かと言うと、
加害者が被害者に対して
何らかの謝罪や賠償をした時ですね。
なので、加害者である毒親から被害者である子供に、
謝罪や賠償がされないのであれば
それはそもそも「許す」ことはできないのです。
あなたが仮に最新のスマホを買ったとしましょう。
そのスマホを誰かに盗まれました。
で、犯人は捕まりましたが、
スマホは既に売られていて、
犯人からの謝罪も賠償もありませんでした。
はい、では
「犯人を許してください」
と言われて、
許せるわけがないんです。
逆に、何らかの謝罪などがされた場合ですが、
この場合でも「許す」か「許さない」かは
あなた次第です。
この場合も例えて言うと、
あなたが普通に道を歩いていると、
向こうから自動車が猛スピードで突っ込んできて、
あなたは跳ね飛ばされました。
大変な事故で、命が直ちに危ないレベルでしたが、
奇跡的に命は助かりましたが、
両足を失い、車椅子生活になってしまいました。
運転手は、罪に問えないほど若い少年でした。
少年とその家族からの謝罪と賠償金は支払われましたが、
少年は社会的には大きな罪を背負わず、
今では20代の青年になり、
今もあなたのことは素知らぬ顔で生きています。
これって、許せますか?
多分許せないと思います。
つまり、 「親のことは許しなよ」と言われて
『はい、許します』とは言えないのは当然なんです。
勿論、あなたが心の中で
『本当に許していいな』
と思っているならそれで大丈夫です。
本当は許せない!と思っているのに、
無理に許そうとしてしまうとかえって苦しいので。
おわりに
今回の話は
「許せない毒親は許さなくていい」
という話でした。
そもそも被害者である子供から見た時、
謝罪や賠償をされて初めて
「許す」か「許さない」かの判断ができます。
そのどちらもない場合や、
あるいは謝罪はあっても、被害者心理的に許せない場合は、
無理に許さなくてもよいです。
本当は許したくない時に
無理に許そうとしてしまうと、
かえって心に苦しいものが残ります。
なので、自分の心に正直になっていいのです。
それでは今回の記事はおわりです。
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