こんにちは、もっちーです。
今回は
虐待やネグレクトを受けると、誰も信頼できなくなる理由
の話をしていきます。
他人に近づきたくない、
他人と話をしたくない、
話をしたとしても、心を打ち明けることはしない
自信がない、
自分が生きていい気がしない、
という感覚がある人は
今回の話が役に立つでしょう。
それまで、ずっと心の中に居座り続けていた
恐れや焦燥感の正体がわかることで、
あなたが幸せな人生を歩む、
第一歩になります。
息苦しい感じがずっとあったのに、
ふっと、楽になるかもしれません。
そのくらい、人によっては今回の話は
それまでの考え方を
ひっくり返されるものになります。
なので、集中して読んでくださいね。
では、ぜひ最後までお付き合いください。
他者と自分を信頼するとは?
冒頭で言った
「誰も信頼できない」という感覚は、
心理学の分野では
「基本的信頼感」という概念の中で
触れられています。
ぼくは心理学を
キチンと学んだ人間ではありません。
ここでは、基本的信頼感という言葉は使いますが、
その意味は本来の意味からは外れるかもしれない、
とお伝えしておきます。
ある人の基本的信頼感が高ければ
他人のことが信頼でき、
自分のことも信頼できるようになります。
これは、幼い頃に親や養育者にどれだけ
愛情深く世話をされたかどうかで
この基本的信頼感が育つとされています。
この基本的信頼感がないと、
他人に近づきたくない、
他人を信頼したくない
自分から近づいて、傷つけられたくない、
自分の内面を打ち明けて、拒絶されたくない
と思うようになります。
飼い主に虐待をされて保護された犬が、
歯をむき出しにして唸って威嚇して
人を近寄らせないようにしている、
みたいな動画を見たことがあるのですが、
この犬が威嚇しているのは、
怖い、これ以上傷つけられたくない、
という心があるから、だとぼくは思うのですが
これと似たようなことが、
人間でも起こっています。
他者を信頼できないので、
他者に近づくことができず、
また、他者と深く結びつくこともできない。
人は、他者と関係を持ち、
深く結びつくことで成長したり
人生のステージが上がっていくため、
この感覚がないと人生が停滞するといえます。
自分のことも信頼できないので、
自分が自分に対して信頼できるのか?
自分は生きていていいのか?
自分は存在していていいのか?
と疑問を抱いている状態になります。
自信がない状態と言い換えてもいいと思います。
逆に、他者に対する信頼があると
他者に積極的に近づいたり、
他者を信頼しやすかったり、
自分の内面を打ち明けることが容易になります。
自分に対する信頼がある状態は、
自分は存在していい
自分には生きる価値がある、
自分は困難を乗り越えられる、
と感じている状態です。
子どもは生まれたばかりの頃は
自分というものがなく、
自分という存在に対して疑問はありません。
この頃に、親や養育者から
世話をされたり可愛がられたりすることで、
「自分は存在していいんだな」
と実感していくと思います。
親という創造主に認められたことによって、
自分の存在に意味を見いだせたということです。
逆に、親や養育者から
虐待やネグレクトを受けたりすると、
親という創造主に見放されることで、
自分の存在に疑問を感じるようになります。
創造主に見放されたら、
何のために生まれてきたんだ…
と思うということです。
では、これらに対する対処法はあるのでしょうか?
信頼感を育てるには?
この感覚を回復、育てるには、
人と関わることが
ぼくの経験から必須だと感じています。
自分自身だけでできることには限界があるので、
やはり、人間関係の中で
回復させるのが一番いいと思います。
キーとなるのは、
自分のことを肯定してくれる
親代わりとなる人と関わるということです。
それは友人、パートナー、
コミュニティ、親身になってくれる上司など。
そして、そういう人たちと関わるために大事なのが、
とりあえずの「形だけの信頼をつくる」
ことです。
他者に対する信頼ができないから、
関係性を構築できない。
関係性を構築できないから
信頼感が育たない。
これでは一生、話が前に進まないので、
まずは、形だけでもいいので
相手を信頼しようとしてみるのです。
そうじゃないと、
こちらの警戒心を感じ取って、
相手を警戒させてしまって
関係性を構築できないからです。
最初は難しいかもしれませんが、
とにかく信頼している「ふり」を
するくらいでもいいので、相手を信じようとします。
そうしていけば、
とりあえず話をするくらいは出来ると思います。
どんな関係に発展するにしても、
最初に会話がないと発展しようがないので、
ここは頑張りどころになります。
まとめ
今回の話のまとめです。
他人に近づきたくない、
他人と話をしたくない、
自信がない、
自分が生きていい気がしない
といった感覚は、幼少期に親や養育者に
世話をされなかったり愛された経験が少ないと、
つくられます。
これを基本的信頼感といいます。
基本的信頼感を育てるには、
人と関わることが重要で、
特に、自分のことを肯定してくれる
親代わりとなる人と関わるとより良いです。
そして、そういう人達と関わるためには、
まずは形だけでもいいので、
相手を信頼して接するとよい。
という話でした。
では、また次回の記事でお会いしましょう。